「凧に一字を書いて空にあげたい」そんなお声がけをいただき、書道レッスンをさせていただきました。

お声がけいただいたのは、有限会社人事・労務のみなさま。毎年人事領域の研修を社外向けに行っており、研修の最後に、受講生のご活躍を願って贈り物をしているそうなのですが、今年はなんと「凧に受講生それぞれに贈る一字を書いて、空にあげる」ということで、そのサポートをしてまいりました。

事前にご相談いただいたところ、凧はビニール素材。空に飛ばす際、雨・風にさらされる可能性もあったため、さて何で書こうというところからスタート。探した結果、屋外用の塗料が一番いいだろうということで、今回はターナー色彩の「テントアート」を使うことにしました。

塗料ということで、少々もったりするものの、凧を飛ばす際に書いたものが落ちてしまうのが一番怖いので、もったり覚悟で、専用筆も用意しトライ。

練習は墨汁を使い、事前に考えてこられた、全部で18名の方の一字をしっかりと練習。その字を選んだ理由もみんなで話しながら、書くときはグッと集中。短い時間の中でしたが、皆さん字のバランスやトメ・ハネ・ハライなど、堂々と書けるようになっていって、素晴らしい集中力でした。


本番はほぼ一発勝負。緊張感のなか、願いと気合を込めて書き上げていきます。


墨との違いに最初は戸惑うものの、無事、ビニール凧にしっかりと書けました。乾くのは意外と早くて、次の日には手にもつかないくらい乾いていました。

その後一週間程待って、皆さん房総の海に凧を飛ばしにいかれたとのこと。天候も良く、空に無事あがったとご報告いただきました。また受講生の皆さんにお渡しする際にはしっかり制作過程・凧を飛ばした様子も動画でお見せしたところ、大変喜んでいただいたとのことで、本当に良かったです。

誰かを思って、何かを贈るという行為はそれだけで尊いものだと感じますが、今回は企画して、書いて、走って、飛ばして、伝えて。本当に思いのこもった、また手と時間もかけられた、唯一無二の贈り物だなぁと思いました。

しかもそれを用意している皆さんが、本当に楽しそうなのが、また良いんですよね。「贈る」ということは、届けられる側だけではなく、届ける側も温かく嬉しい気持ちになれるものだと、改めて感じさせていただきました。

全体の中の書のサポートという部分的なものでしたが、素晴らしい機会に参加させていただき、心から感謝です。

ぎゅっと集中して、心を込めて書けました!


御宿の朝日とご活躍祈願凧


朝日に照らされる連凧。美しい!

かなり走ったようです。笑
空に泳ぐ一字とその連なりが素敵。お疲れ様でした!